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子供が生まれる前まで、ひとりで喫茶店、カフェで過ごす時間が好きだった。

学生の時も、仕事をはじめてからも、
その頃住んでいた土地でお気に入りの場所を見つけて、
よく通った。

たまに誰かと行くと、そこはちがう空間になる。
本来、あえて ひとり になりたくて、行くところだったりするから。

美味しい珈琲を出してくれることはもちろん、
できれば照明は暗い方が好き。
持っていく本は、本当はあまり集中できないから、灯りはいらない。
静かなクラシカルかジャズやボサノバがBGMに流れていたり、
お客も少ない方がいい。

でも、なかなかそういう理想的な喫茶店には、その土地その土地で出会えない。
それなら逆に、日当たりがよく、表通りが見えるガラス窓の席に座れ、
がやがやうるさいくらいのところでもいい。

手紙を書いたり、通り過ぎる人や、降る雨を眺める。
たまに後ろに座っている人達の会話に耳を澄ませたりもする。

ふと、自分の中に間ができて、
本当にひとりなんだなと一種のかなしさと、空しさと、喜びを感じたりすることが、好きだった。

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by annebm | 2010-01-31 06:25 | ノートブック
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