モノクロームの2月

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暖か過ぎて調子が狂うような今年の冬も、少しずつ、確実に過ぎて行く。

イギリスに住むようになって、2月は終わりのないモノクロの世界のようで苦手だったけれど、Beの誕生日がきて、節分の豆まきをして、母の命日がくるので、その流れにのっていくと春なんてすぐやってくるようになった。

寒くて暗い2月生まれの夫の誕生日を祝うときは、いつも色付き。
子供達と豆を巻いて鬼を追いやった後の清々しさは鮮明で、
4年前逝った母を想う日だって、明るい色をしている。

私の中で白黒だった2月が、塗り絵みたいに色をつけていくとき、
春を少しだけ意識する。

もうすぐだな、って。


母を思い出して、悲しくなることはほとんどなくなったけれど、
今だに、本当にいなくなってしまったことの驚きの方が大きい。

あ、もうこの世にはいないんだ。
と思う。

いつもふと、今でもドアをノックしてきそうだし、
心の中で母との会話が聴こえるし、触った感触みたいなのもリアルにあるから。

母は色の人だったから、モノクロームの世界から突然眩いお日様の光が見えたり、
虹が見えたり、地面にスノードロップを見つけたりする時、すぐ、母と繋がる感じがする。

そしてその時にはもう色が付いているから、死という黒と白の世界のイメージから遠く去って、なんとも鮮やかで愛おしく、美しい隔てのない世界に安心する。

+日本の大雪、続く地震、みなさん大丈夫でしょうか+

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by annebm | 2012-01-30 07:41 | ノートブック
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