ダイアナ妃が他界して10年ということで、連日メディアでとりあげられています。 もう10年。ふと気がついたら、私もイギリス生活10年目を迎えていました。 大学が始まる前、ロンドンで語学学校に通っていて、ダイアナが事故に逢った朝ホストマザーが大慌てでそのニュースをおしえてくれたこと。ホストファミリーと一緒にダイアナのお葬式を中継でみたことなど、鮮明に覚えています。あれから10年。 言葉にすると簡単だけれど、それはそれは長い月日。 たくさんのことがあって、今、10年目の秋を迎えています。 黄色に染まる通学路を、論文のことで頭一杯にして急ぎ足で通り抜けた日々や、クリスマスに会えることを楽しみに、大好きだったボーイフレンドからの手紙を何度も読んだコーヒーショップや、5年前の10月、結婚式の前日に私の家族と過ごした黄金色の時間など。 ここで18から28歳を過ごし、今は、私は母であり、妻であり、一個人であることを、しみじみと感じます。 秋は空気が気持ちよくて、空も高くて、頭がよく回転する気がします。 これから先のまた10年。ちょっとだけ、描いてみようかな。 夏の終わり、ある朝突然紅茶がきりっと美味しくなる日があって、秋の訪れを感じます。去年の9月にもこんなこと書いたよなあと思って、自分の日記を読み返してみました^^ 秋になるとなぜかとてもアールグレイの紅茶を欲するようになるのですが、最近私がはまっているのがTwiningから出ている 『Lady Grey』(レディグレイ)。アールグレイに柑橘系フルーツとのブレンド。たっぷりミルクを入れて。 Twiningでもう一つ好きなのは、ローズティー。これはミルクなしでストレートで。夏には冷やして飲んでいました。 そして同じく去年の日記にも書きましたが、毎年秋になると読みたくなるのが宮本輝著『ドナウの旅人』。 アンが生まれる前は、毎年秋深まる頃の一年に一度だけ必ず開く本でした。去年は子育てに追われて結局開かないまま。今年は夏が短く、秋がはやかった分、もう読み頃なんて気分です。二年ぶりに開くと懐かしい登場人物、景色(想像の)、ストーリー、そして自分の時間。挟まっている落ち葉や押し花。一つは結婚式のコサージュのバラでした。 私にとって、秋の一冊、なのです。 大きなマグにたっぷりの紅茶と。
by annebm
| 2007-09-04 22:38
| デイリーライフ
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