おばあちゃんの古時計。

我が家には時計がない。
リビングにも、キッチンにも、寝室に目覚まし時計すらない。
しいて時間を知らせてくれるのは、腕時計、携帯電話、ビデオのデジタル時計、もしくはテレビ。
そんな我が家に、最近動かない時計がやってきた。
そしていつも時刻は6時24分。
80歳のBeのおばあちゃんは、長年一人暮らしをしていた家を売って、去年の終わりに施設と環境のいい介護ホームへ入った。もの持ちのおばあちゃんの家を親戚一同が掃除し、お古を分け合うことになった。雑貨、本、家具などのたくさんのアンティーク。
価値のあるいいものは、もちろん義母さんやおばさんなどが引き取ったんだけど、残り物の中から私とBeが気にいって頂いたのが、木製の置き時計。
おばあちゃんのお母さんのものだったらしく、100年以上の古いものらしい。
鍵が壊れているため秒針が巻けず、ずっと時が止まったまま。
「動かない時計だけど、いいの?」とみんなに聞かれたたけれど、私とBeはとても気にいってしまった。
ずっしりと歴史が刻まれて、ただ在る重い感じがいい。
そして、何年も前は鳴っていただろう秒針の「ちくたく、ちくたく」の音を想像するのも、楽しい。
ただ毎回ゲストがうちに来ると、この時計を見て、「え、もう6時?!」と勘違いされる。あと、「この家もっとちゃんとした時計ないの?」ともよく言われてしまう。

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by annebm | 2006-02-17 20:35 | エンジョイメント
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