カテゴリ:ノートブック( 298 )

今年の終わりに。


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1年という区切りでは、終わりがあり、また始まりがあり、
2011年は私達日本人にとって、また世界中の多くの人にとっても、生涯忘れられない年になりました。

あらためて今年の終わりに、東日本大震災でこの世を去られた方々のご冥福をお祈りするとともに、
被災された場で今過ごされている方々、そして福島県民、出身の方々へ、心の底から声援を送りたいと思います。

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このブログを読んでくれたみなさま、6月にはじめましたお店douへと足を運んで下さったみなさま、本当にありがとうございました。

みなさまにとって健やかな新年の幕開けとなりますように。

そして新年が、時に暗闇をも通り抜けながら、眩い光がさし続ける1年となりますように。
心から祈っています。


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by annebm | 2011-12-30 07:10 | ノートブック

クリスマスノート


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真冬とは思えないほど、暖か過ぎるクリスマスでした。
ホワイトクリスマスを夢見て、毎日空に向かってアンと魔法の呪文を唱えていましたが、残念ながら報われないままでした。
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クリスマスはプレゼントにカードにごちそうに、準備することがいっぱいでとても忙しいのだけれど、その期間が実は一番楽しかったりする。
昨年から、クリスマス当日は4人で家で過ごし、26日のボクシングデーに義両親のところへ一泊する流れになったので、イヴの日も仕込みでずっとキッチンに立っていました。
クリスマスディナーって想像以上に手間が掛かるものですが、仕込みにプランをしっかりした今年の出来上がりが去年よりも良かったので、ようやく手際を覚えた感じ。
できあがりのタイミングや慌ただしさのため、残念ながら写真を撮ることをすっかり忘れていましたが^^;
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クリスマスにかけて自分で作ったものは

+ローストターキー(オレンジゼストとナツメグ入りのバターでコーティングする。去年よりずっと色が綺麗に焼けた。玉葱、人参、セロリの上に置いて、じっくりと3時間ローストする)
+ローストポテト(ダックオイルとにんにくと)と蜂蜜とタイムでキャラメルしたローストパースネップ
+パンチェッタと栗のバターを絡めた蒸し芽キャベツ
+蒸した人参
+栗、アプリコットとローズマリーのスタッフィング
+ピッグズインブランケット(地元のソーセージのベーコンとセージ巻き)

+ブラックベリージェリーと赤ワイン、シナモン、スターアニスなどのクリスマスらしいスパイスのきいたハム
+同じくクリスマススパイスとワインで煮たプラムソースをかけた、オレンジのクリームチーズケーキ
+子供達と作ったミンスパイ
(私信:さおりさん、私も今年も手抜きパイを作りました^^この記事に載せた写真がそれです。下の記事のトップに出ているミンスパイは、ナショナルトラストのミニミンスパイ。これ、すごく美味しかったのでおすすめです♪)
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この他にも、ホリデーを通して家でも義両親のお家でも、
おきまりのブルースティルトンなどのチーズとクラッカー、スモークサーモン、
贅沢で特別なショコラやショートブレッドビスケット、
お母さん手作りのクリスマスプディングにクリスマスケーキ、
ラズベリークランブルにアイスクリーム、エトセトラ、エトセトラ..。

夜、美味しいポートワインをちびちび、日本酒みたいに、シェリーグラスで義母さんと呑んだのも楽しかった。
赤ワインも大好きだけど、クリスマスには赤いポートワインを買うことを恒例にしようかなと思いながら。

それにしてもお腹も手も、ずっとキッチンに立ちっぱなしなので足腰も、お疲れさま。という感じです。
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イヴの夜、アンが今年は一人で全部準備した、サンタさんへのご褒美。
ミンスパイは食べてなくなってしまったので、急遽ビスケットと、ワインと、手紙を添えて。
ルドルフトナカイには人参を。分かり易いようにと、ツリーからトナカイのオーナメントをとって置いていたところが可愛かった^^
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クリスマスの朝、アンは5時に私達を起こしてきました(笑)
その前にも何度も起きた2人。
眠いウーを無理矢理起こして、プレゼントを開け始めたのが6時半。
毎年寝不足でへとへとなクリスマスの朝だけれど、魔法の日ですから。

Beに夜更かししてもらって、サンタをガイドしてもらいました。

朝アンが興奮しながら、まだベッドにいる私に、「トナカイの人参の欠片が庭に落ちていたのー!!」と持ってきてくれました。

庭に落としておくなんて、なかなかBeいいアイディアだったな^^

「ダディーが、きっとトナカイ屋根から落としたんじゃないって言うんだけど、本当にそうだったんだと思う」とずっとその人参の欠片を握りしめていたアン。
ウーも、「サンタクロース、ビスケットとワイニー(ワインと言えない彼)たべた」とアンと確認し合っていました。

私も一度幼い頃、クリスマスの朝、ベッドサイドの絨毯に土っぽい跡のようなものが残っていたことがあって、これはブーツで入ってきてしまったサンタさんに違いないと絶対に信じた記憶が残っています。
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楽しくてお腹いっぱいでキラキラのクリスマスも終わって、今年最後の残りの日々、頭を少し切り替えてシンプルな和へ。

いつもクリスマスの後は、お出汁と海苔と梅干しが恋しくてたまらなくなります。
今日はターキーの鶏ガラスープを作って、味噌をといて頂きました。

私はやっぱり日本人。日本食がなによりのごちそうです。

お豆でもことこと煮て、静かに年越しを迎えたいものです。


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by annebm | 2011-12-28 08:07 | ノートブック

6歳のお誕生会

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カード作りは毎年Beの役目になりました。アンの好きなキャラクターの絵を描くことが多く、去年はキキ、今年は小人のアリエッティでした^^

お天気に恵まれた日曜日、アンの6歳のお誕生会をひらきました。


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by annebm | 2011-11-15 08:05 | ノートブック

刻印

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アンの誕生日を目前にして、道が落ち葉の黄色い絨毯に変わっていくのを見ながら、
ふと今年も終わりに近づいてきていることに気がつきました。

過去の出来事が時の目安となって、
巡る季節にひとつ、またひとつ刻印を見つけるものです。

目に見える狭い範囲の中で茫然としていることなく、
歩いている自分の足と地面の繋がりを常に感じることのできる人でいたいなと、
何年かの時を経て今思います。

重い荷物はできるだけ置き捨てて、よりどこまでも歩けるように。

書きたいことはたくさんあるようで、書こうと思うと言葉が出てこないのは、
この季節だからでしょうか。
言葉のない印だけが、またそっと、刻まれていく。

冬もすぐそこ、ですね。

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by annebm | 2011-11-04 07:06 | ノートブック

思い出ほろり。


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旅疲れに、ウーの時差ぼけでろくに眠れない日々が続いていたこと(夜中の3時半に「キラキラ星」の歌声がウーの部屋から聴こえてきたり^^;)、
そして戻ってきたらびっくりするくらい寒いお天気で、体調を崩してしまいました。

火曜から通常だったので、不調のまま、アンの学校の送り迎えなども非常に辛い1週間でした。
久しぶりに風邪らしい風邪をひいてしまって、冬のように暗くて寒くて。

子供達は幸い元気だったので、助かるような大変なような^^;

疲れのたまったBeにはとうとう移ってしまいました。
疲れた時の睡眠って、本当に大事ですね。
これでぐーっと起こされずに1日寝れたら、多分平気だったのに、なんて思います。
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日本にいた間はずっとお日様が出ていて、持っていった暖かい洋服の半分出番がないくらいでした。
暖かいため紅葉も遅れているようで、山の方がちょうど色付いて来た頃に帰らなくてはならなくて、残念でした。
でも、コスモスがとても美しくて、いたるところで見る柿の木も懐かしかった。
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思い出は書き切れないほどたくさんあるけれど、どれもシンプルなもので、
子供達が父や祖母、姉達とたくさん笑って遊んでもらっていたことが、やっぱり1番嬉しかった。
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毎晩みんなで囲むごはんや、美味しいお酒ももちろんのこと。
父が嬉しそうに、誕生日のお祝いのケーキのキャンドルを吹き消したこととか、
姉が子供達とかくれんぼしていた笑い声とか、
祖母が一緒に粘土遊びしてくれたこととか、
あまりに普通なんだけど、多分ずっと忘れないと思う。
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前回の里帰り中に公園で知り合って、その日お家まで呼んでもらったことから付き合いが始まったご家族がいて、また再会できたことも嬉しかった思い出のひとつ。

3人きょうだいと、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの大きな家族なのだけど、私達を本当に家族のように迎えてくれる。
今回も何度か遊んでもらって、ごはんも頂いたりした。子供達のマラソン大会も応援に行きました。
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私は母をすでに亡くしてしまったので、我が家も以前そうだったような、こういう大きな家庭にお邪魔させてもらって、すごく嬉しい。
アンとウーも一緒にごはんを食べて、お箸の使い方もぐんと巧くなった。
子供達もみんな仲良くなって、バイバイする時、涙が出そうだった。
もうひとつ帰る家族が地元にできたことは、心から幸運だと思う。
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アンは帰る3日前くらいから毎晩「帰りたくない、ここにいたい」とずっと泣いて、
戻ってきた翌日の朝も大泣きしていた。
でもまた学校に戻って忙しい日々に慣れて、行ってきたことが夢みたいだね、なんて言ってます。

ほんとに、楽しい時というのはいつも終わりがあって、その瞬間は切なくて悲しいような、不安な思いが過るけれど、過ぎてしまえばまるで夢のようで、また現実スイッチは入るものだ。
心配しなくても、今に留まりながら、季節はうしろでしっかりと巡っていく。

病み上がりでまだぼーっとする頭で、そう、思います。

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by annebm | 2011-10-31 04:49 | ノートブック

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実家の玄関で出迎えてくれる、生前母が描いた大きなキャンバスのこの絵が、とても好きです。

汗ばむほど暖かい秋の日本から戻りました。
今回はどこに行くこともなく、地元でただのんびりと家族や友達と過ごしましたが、
アンが今朝も「じじ達に会いたい」と泣くほど、楽しい一時でした。

長旅は毎度のことですが、時差ぼけと寝不足で今日はみんなへとへとです。

家というのは、匂いも空気の色などもみな、それぞれあるもので、
実家に戻ると折り重なる思い出の波が突然襲ってきて、
無意識に切なくなるもので。
慣れるまで3日くらいかかりました。切なさから楽しさに、また普通になるまで。

そして今の自分の家に戻ってきて、ほっとする香りと色に気がつき、
それは私にとって学生の頃から同じもので、懐かしくて、
またちょっと切なくなって、
日本から帰ってきた翌日の早朝は、いつになっても好きになれません。
悲しさが含まれた感じがして。

でも、今は家族がここにできたから、
その香りも色も雰囲気もわりとすぐしっくりときて、通常に戻れます。


さあ、また。
という感じです。

みなさまもお変わりなく、お過ごしでありますように!

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by annebm | 2011-10-25 03:24 | ノートブック

秋やすみ

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1年半ぶりに、4人で里帰りです。
家族のサポートもあって、みんなで帰ることになりました。

今年手術が重なった84歳の祖母と、
今月誕生日を迎える父と、
遠くから会いにきてくれる姉と。
みんな待っていてくれます。

太陽のような母が亡くなって、
「異星人」と呼ばれていたおかしな祖父も逝ってしまって、いつしか実家はとても静かに、小さくなってしまいました。
ずっと飼っていた黒猫も先日星になってしまいました。

せめて1年に一度くらいは、その静寂を打ち破るかのような、
5歳のちょっとおませだけどまだまだ我が侭なアンと、
2歳のシャイだけど実はおしゃべりで活発なウーに思い切り暴れてもらって、
父達に「ああうるさい」と小言を言って、へとへとになってもらうことが、
私の役目であります。

「ダディーが行かないなら、悲し過ぎて行きたくない」とずっと言ってたアン。

念願叶って、みんなで帰れることになって、一番喜んでいた彼女。(そしてほっとした私)

今年は日本で私とBeの9回目の結婚記念日を迎え、
帰る前に、父の誕生日をみんなでお祝いできることも、楽しみ。

最後にみんなで一緒に父の誕生日をお祝いしたのは、私達が結婚したあの年。
ケンブリッジの新居に姉夫婦と父母と泊まってもらった夜でした。

どうしてあんな元気だった母だけが、もうここにいないのか。

そう思うとすごく悲しいし、悔しいけれど、
あの時いなかった娘と息子が今いるのですから、
人生、そっと、ただ続いていくことだけで、
今全てはおさまるところにあるのだと感じます。

今回は、中学時代の友達が数人赤ちゃんを生んだので、みんな子連れで集まる予定です。
そんなことも今からとても楽しみです。

今年も多分Beは毎晩父と晩酌に付き合わされるのでしょう。
私も思い切り、美味しい日本酒呑んできます♪(呑んべえなのは遺伝です)

また戻りましたら、10月下旬に更新予定です。

みなさんも健やかで楽しい10月を過ごされますように!
See you soon!

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by annebm | 2011-10-06 07:57 | ノートブック

虹のむこう

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「虹は一つの丸い円。見えない半分を探しなさい」

「虹をくぐると女は男になれ、男は女になれる」

虹にまつわる、私の好きな言葉。友達がむかしくれた虹の本にあった。
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虹の下に宝ものが埋まっていると、イギリス人はいう。

早く探しに行こう!と、
小雨降る夕方、お風呂上がりのパジャマ姿で長靴をはいてアンが出て行こうとした。

手が届きそうな大きな2つの虹は、濃い七色を発しながら、長い間出ていた。
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どこにも行かなくても、本当の宝はいつも自分の中に眠っている。

育児ブログ更新しました
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by annebm | 2011-09-26 04:42 | ノートブック

秋はじめの一杯

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ここ数年、この国の夏の終わりと秋の始まりの境目がぼんやりしていて、
そういうとても些細なことを人生の愉しみとしている凡人の私としては(笑)、
納得いかない、つまらない、煮え切らない思いが続いていました。

わりと冷えることも多い夏だったので、でもまだ朝の紅茶が「キリッ」としていないから秋じゃないなと思いながら、なんだか半信半疑。
もうひょっとして秋なの?と。

でも、先週の月曜日ロンドンに遊びに行った朝、秋を自分の中で感じました。

朝の一杯が身にしみる。

紅茶が突然キリリとシャープになって、美味しくなる。

気温と香りがもうすっかり、秋の朝です。

振り返ると、ブログを書き始めて5年近く。
毎年この時期になると、同じようなことを書いています。

短い夏に別れを告げて、長く暗い寒い季節に向けての心構え。
そして、温かい飲み物が美味しくなって、家にいる時間が楽しくなる時間へのわくわく感。
みたいなもの。

この季節はアールグレーを濃くいれて、ミルクたっぷりのお茶が好きです。

でも、最近はまってしまったのがホットチョコレート。

ロンドンで、長年お話させてもらっているブロガーさん達とお会いする機会に恵まれました。
さおりさんからお土産で頂いたものの一つ、アイルランドのButlers Chocolatesのホットチョコレート。
大きなチョコレートの欠片を丸ごと、ホットミルクで溶かしてできあがりなのですが、
チョコ好きな私としては素晴らしく贅沢な一杯。
アンを学校に送ってから、ほっと一息、はまってます。
さおりさん、ありがとう!これリピートしちゃいそうです^^


お茶をいれる時間の音が、香りが鮮明になり、丁寧になるこの季節。

この変わり目がなぜかとても、好きです。

++
日本の台風の影響があまりに凄まじくて、毎日とても心配しています。
お亡くなりになられた方へ心からご冥福をお祈りしています。
そして被害にあわれた方の生活が1日も早く復興いたしますように。
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by annebm | 2011-09-05 06:19 | ノートブック

いつの間に

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1日から新学期がスタートしました。
長いなあと思っていた6週間の夏休みも、過ぎてしまうとあっという間。
もうすぐ6歳になるアンと2歳のウーが2人揃うと、大変だけど楽しさもぐんと増えるもので、アンが学校に行ってしまって最初の日は、私もウーもなんだかしんみりしてしまいました。
ふと気がつくと、話相手がひとりいなくなってしまったかんじ。
アンとは最近何でも話すようになったので、大人友達の感覚で過ごしていることもあってか、
夏の終わり、初めて心から本当に「アンがいなくて淋しい」と思った。
いつか私達の手元から離れる時がくることを、ふと予感して、なんだかため息が出てしまった秋の始まりでした。

夏休み、きょうだいの仲もぐんと近くなって、ウーもアンが帰ってくるととても嬉しそう。

季節は巡っていきます。

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by annebm | 2011-09-03 18:14 | ノートブック